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第610話妄想サンジ献血してもらう



誰もいなくなった部屋で、サンジは一人ベッドに寝かされていた。

天井を見ながら、ついついどうでもいいことをあれこれ考えてしまう。

(一体なにがどうなったのか思い出せねぇ)

(ケイミーちゃんが言うのには体中のほとんどの血が吹き出たらしーが..)

(人間ってそれでもしなねえんだな)

(ナミさんやロビンちゃん..アホ緑はどーしてんだろ)

(しかも…俺はやっとあの地獄から脱出したはずだってのに。またしてもおぞましいモノを見ちまった…)

(あいつらのおかげで命拾いしたみてえだが …でもなんで俺はオカマと同じ血液型なんだ?)

(チョッパーはオレの血液型は特殊だっつってたが)

(まさか…俺の両親はオカマだったのか!? )

 (グランドラインだし何があってもオカシクねぇ)

(変身できるやつがいんなら自在に性別操るやつだっているんじゃねえか?)

 (そして…恐ろしいことだが…そいつが…俺を産んだ…とか…!!)

 思考がどんどん飛躍し、髭面のオカマが眉が巻いた赤ん坊を抱いてにっこり微笑む姿が脳裡に浮かぶ。

「うあああああああああ!!!」

「どうしたサンジ!!!」

「オレは呪われた血をもってんのか!!」

「だから何も考えんなって言っただろ!」

「オレもオカマ野郎だからあの島に飛ばされちまったのか?」

「だからオレは掘られてもすんなり受け入れちゃったりしてんのか!?」

 「何ワケわかんない事いってんだ!落ち着け!」

「も〜一生レディにあんなことやこんな…ぐはっ!」

「いいから寝てろ!!」
 

トナカイに鎮静剤を打たれ、錯乱状態からやっと大人しくなるコック。

「また出血してもアタシ達いつでも献血するわよん」

「ありがとな。コイツ今は変だけどそのうちちゃんとお礼言わせるから。」

チョッパーがオカマの兄弟にぴょこんと頭を下げる。

(ゾロ達どうしてるんだろう)

さっきサンジが言ってたこと。

サンジはいまだに誰にも気付かれてないと思ってるみたいだけど、ホントは全員知っている。

「男とヤるにはどうすりゃいい?」

ある日ゾロがチョッパーの所に聞きにやって来た。

だからチョッパーは、医者として、良くほぐす必要があることや、衛生面について、懇切丁寧にアナルセックスについて説明してやった。

ゾロの相手が誰なのかは、すぐにわかった。

(だっていつもあいつらからお互いの匂いがしてたからな)

異常な女好きのサンジがなんでゾロと交尾してるのか不思議だった。

しかも普段は二人ともケンカばかりしてるのだ。

それに、時々サンジから血の匂いがするときもあったので、ゾロがちゃんと自分が教えたとおりヤっているのかも心配だった。

でもロビンに相談したら、犬も食わないなんとかだって教えてくれた。

ロビンはたくさん本を読んでるから色んなことを知っている。

たぶんサンジは、今またゾロと離れて不安なんだ。

あんなつええのに昔からゾロが絡むとサンジは弱くなった。

深海から戻ってきたとき、二人から強い性的な分泌物の匂いがした。

二年ぶりにやっと会えて、発情しっ放しなのかな。

半分トナカイの自分にはよくわからない。

でも、ナミもよく犬や猫じゃねえんだからところかまわずヤるのはやめて欲しいと怒っていたから、たぶんあいつらが普通じゃないのかもしれない。

ゾロたちと合流すればサンジもきっと落ち着くだろう。

そうじゃないと、カウンセリングが必要になるかもしれない。

このときはまだ、誰も魚人島にまつわる占いのことを知らなかった。

 
【612話妄想へつづく】









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