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第612話妄想  【サンジの生きる場所



サンジ!良かった気がついたか!」

「…チョッパー」

「お前また気絶したんだぞ!後でちゃんとあいつらにお礼言えよ! 」

「すまねえ…。もう大丈夫だ」

サンジがベッドから起きあがろうとすると、

「だめだ!しばらく安静にしてろよ」

「おう・・わかった」

とりあえず医者の言うことは聞いておこう…と、ベッド仰向けになる。

「なあチョッパー…」

いつになく思い詰めた表情。

「俺にはもう、一生美女を生で見たり、あんなことやこんなことをするなんてムリなのかなぁ…?」

「サンジ…。」

「いいんだ…覚悟は出来てる。それにさっき、夢の中でマーメイドちゃんの手ぇ握る事ができたからそれだけで…」

サンジの鼻から鼻血が垂れ始めた。

(お前それ夢じゃねえぞ。)

「とにかく今は何も考えるな! 」

トナカイは、ベッド脇にあった大量のティッシュをサンジの鼻に突っ込んで止血。

「でぼよう、寝てばっかりいると、悪いことばっか考えちまう」

「さっきもオレに血を提供してくれたのもカワイイレディたちじゃなくてオカマだけなんだろ」

「ぼじがじで・・もうあの地獄しか生きる場所がねえんじゃねえか、とか」

「そんなことねえ!ナミやロビンやゾロだって、サンジが早く治んのまってるんだ!」

「そうかなあ・・。まあ、あのアホみどりはべつに待ってなくてもいいけどな」

「でもさんじ・・ゾロと合流できなくて不安なんじゃねえのか?」

「バカ言え。あんなみどりのひとりやふたり、いなくてもどってことないぜ!」

どうやらさっき錯乱して口走ったことは記憶にないようだ。

だが、ゾロの名前を出されて内心動揺しているのか病室のベッドのまわりを、何か探すようにきょろきょろし始める。

それを察したトナカイが、

「タバコか?ちょっとまってろ」

と言ってサンジの上着をとりにトコトコ部屋を出ていった。

ぱたんと扉が閉まる音がしてひとりになると、やはりついあの男のことを考えてしまう。

(まあ、あいつは大丈夫だろ・・)

無理やりそう考え、こみあげる不安を押さえつけようとした。

(オレも、こんなとこでぐずぐずしてるばあいじゃねえってのに。)

(鼻の粘膜鍛えんにはどーしたらいいんだ?)

(ケツの穴だってあんな非常識なデカさのもん突っ込まれてもへーきになってんだから、鍛えよーと思えば鍛えられなくはねえのか?)

(あの鍛錬バカならそんぐらい知ってかもしれねえ。)

と、またバカなことを真剣に考え始める。

(でも、あの万年発情野郎は、鼻じゃなくて別ンとこ鍛えようとしそーだ..)

深海での激しい情交が蘇り、体が熱くなる。

そろり・・と、下のほうに手が伸びた。

そこではじめて下着しか身に着けていないことにきづく。

トランクスの上から自分のモノを刺激。

(ヤベエ..オレっなにやってんだ..。チョッパーが戻ってくんのに・・)

そう思いつつも手を止められない。

布越しの刺激がもどかしくて、するりと下着のなかに手を入れる。

勃ちあがりかけたモノを直接しごきながら、さっきの行為を反芻した。

(スゲエ・・キモチイ。)

(ぞろ・・)

「サンジ!!」

「うあ..!!んだよいきなりっ!」

「あ、ゴメン。自慰行為中だったか」

(ああ!!??)

(い、いまこいつなんていいやがった・・?)

「それより今電電虫でナミから連絡があったんだ!」

「ネプチューンの城に招待されてそこにゾロもいるらしいぞ!!」

「・・あ?」

「しろに・・招待・・?」

「もう酒盛り始めてるって言ってたぞ」

(・・んだよそれ)

(ネプチューンの城ってな竜宮城みてえなもんか?)

(てことはうつくしーお姫様が・・)

そんな夢のような場所でのんきに飲んだくれている男にむかむかと腹が立ってきた。

(こっちは持病を抱えてたいへんだっつーのによ・・)

「なに自分だけまたオイシー思いしてやがんだ!あの野郎!!」

「サンジ!また鼻血出るから落ち着け!」

「はなせっクソ!おれも龍宮城に行く!」

「まだお前は無理だって!」

チョッパーの苦労はまだまだつづく・・

【614話妄想へつづく】









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