PK編ゾロ誕 8
ゾロに真っ2つにされた女は、やはり生きていた。
ドフラミンゴと連絡を取り、島と共に自爆しようとしたのだ。
脱出しながら雪道を全員で走る。
「お前、なんでそ〜ゆ〜肝心な事早く言わねえんだよ!」
モネの死体が無くなっていた事に気づきながら
報告しなかったゾロをサンジが怒鳴りつける。
「あ・・?お前のせいだろ」
「何で俺のせーだ!!」
ムキー!とキレるサンジに
(お前とヤることでアタマいっぱいだったせーだ)
という言葉を飲み込み、ゾロはムッとした表情のままひたすら前を向いて走る。
脱出に至るまで。
海兵たちにヤってるところを聞かれていたのがバレたり、
その晩それが連中のオカズになってたのを知ったり。
ゾロを平原に蹴り飛ばしたり怒鳴りつけたりと、サンジは忙しい。
「だいたいてめーはいつでもどこでも・・」
言いかけて真っ赤になってごにょごにょと下を向く。
後ろを走るナミたちも半笑いだ。
「ちょっとソコ!いちゃつくのもいい加減にしなさいよ!!」
「はあいvvんナミさん!!」
「オラ!時速100キロくれえで走るぞ!!」
「できるか!!」
サニー号が見えてきた。
「早くしろ!!」
ゴム船長がいち早く乗り込む。
「出航だああ!!」
地鳴りがした。
「爆発するぞ!!」
そんなこんなで全員無事脱出。
そんな中。
久々にサンジから祝いの言葉とサンジ自身を貰ったゾロは、一人ニヤニヤしながら島を見送るのだった。
【終】