ピンク色の耳や、柔らかい髪にも触れた。
「…やめろ!!」
サンジがゾロの手を振り払う。
「やめねえっつったろw」
ゾロは、悪人面で笑うと、サンジの腰を掴んで引寄せ、自分の身体に密着させた。
ズボン越しに、ゾロの貼り詰めたモノが自分のソコに当たってるのがわかって、サンジは信じられないという顔でゾロを見た。
「…テメェ…なんで…」
「ウルセェ。お前がエロイのが悪い」
ゾロは、自分の猛ったモノをサンジのソコで擦り始めた。
「お前もキモチいいんだろ?」
ゾロにわずかに反応してしまっている部分を指摘されて、顔が熱くなる。
どういうつもりか判らず、蒼い瞳を泳がせた。
「…町で…お姉さまに…抜いてもらわなかったのかよ…」
呟くように言うと
「…女とはヤッた」
ボソッと返ってきた。
「ヘェ…そうか…そのまま泊まってくればよかったのに」
そう言ってゾロの胸を押し返そうとする
「テメェもだろ」
何を言われてるのか判らず顔を上げると、ゾロがムスッとした顔をしていた。
「さっきあの野郎と抱き合ってたじゃねぇか」
「…え」
「船から見えたぞ」
「何言って…」
「あんな野郎に優しくされて嬉しそうにしてんじゃねぇよ。」
自分は女を抱いてきたくせに、勝手なことを言われ、怒りが込み上げる
「俺が何しようとテメェには関係ねえだろっどけっ!クソヤロー」
蹴りつけようとした足を片手で捕まれ、そのままバランスを失って床に倒れこむ。
ゾロは、サンジの両手を頭の上でくくって固定した。
「あいつとヤッたのか」
不機嫌な顔だった。
ゾロがなんでこんなことを言うのかわからない。
目の前の男に隠してた思いを暴かれ、心臓が切り裂かれたように痛んだ
「…ヤッてたらなんだってんだ」
おし殺したような低い声が出た。
「なんでテメェにそんなこと言われなきゃなんねえんだ!!」
離せ、離せとサンジが身を捩り、暴れ始めた。
その身体を抑えつけゾロが叫ぶ
「テメェは俺に惚れてんだろーが!!」
「…だったら、他のヤツとヤッてんじゃねえよ」
ゾロの手が信じられない優しさでサンジの頬を撫でた。
(ダメだ…期待すんな )
「…お姉さまに抜いて貰ったんだろ…まだヤリたりねえのか…」
「…おう…お前のエロイ顔想像してヤッた」
「は…?ばっ…お前っレディに失礼だろっ」
「うるせえ」
ゾロは、子供が所有権を主張するようにギュッとサンジを抱きしめた。
「昼間お前がアイツといるの見たらムカムカしてヤッちまった…」
「もうしねぇよ。だからお前もすんなよ。するんなら俺にしとけ」
―海賊なら欲しいモノは自分で奪え―
ケビンの言葉が蘇る
腹をくくれと言われたような気がした。