僕らが旅に出る理由3
見張り台のゾロに差し入れして、星がキレーだったし、たまにはゾロと飲みたいなと思ったから、居座って一緒にワインをチビチビのんだ。
ワインがなくなると、ゾロがラッパ呑みしていたテキーラの瓶を奪い取り、真似してラッパ呑みした。
弱いわけじゃないが、ゾロほど強くないので、さすがにテキーララッパ呑みで顔が真っ赤になり、頭もぐらぐらしてきた。
ゾロがアルミホイルに包んだチキンの香草焼きを
「うめえ」
と言いながら食べているのをみたらなんとなく嬉しくなって、フニャフニャしながら
「へへ〜そ〜だろそ〜だろ〜」
と笑った。
その瞬間ゾロのきんいろのケモノみたいな瞳が光った。
気が付くといつの間にか見張り台の床にころんと転がされて、ブチュ〜っとキスされ、あちこちベロベロ舐められていた。
酔っていたせいか抵抗らしい抵抗もできず、抑えがきかなくて、声とかもいっぱい出してしまった。
ありえないとこにありえないモノを突っ込まれて
「ひてえ〜ヤメロアホ〜もうイヤら〜」
と泣きながら何度もいったのにやめて貰えなかった。
でもゾロに触られるのはスゴくキモチよくて、信じられない事にゾロに弄られて何度もイってしまった。
いつの間にか自分からゾロの首に両手をまわし、舌を絡めていた。
二人で毛布にくるまって朝までねた。
あれから何度もゾロと寝るようになった。
深夜キッチンで翌朝の仕込みなんかをしてると、ドカドカ入ってきて、無言でサンジの腕を掴み、格納庫に引っ張っていくのだ。
格納庫につれこむとゾロの大きな手がサンジの身体を激しくまさぐり、髪に手を差しこまれて激しくキスされた。
こんな余裕のないゾロは今までみたことがなかったので、最初はビックリして抵抗するのもわすれた。
(俺相手になんでコイツこんなんなるんだよっぽど溜まってンのか?)
でもそんなにまで自分を求めてくるゾロがなんだかいとおしくなって、ゾロがキモチよくなるよう自分からもイロイロした。
自分でもなんでゾロを拒めないのかよくわからなかった。
本気で嫌なら蹴り飛ばしてでもやめさせられるわけだから少なくともゾロとヤルのは嫌じゃないってことになる。
(…嫌っつうか結構好きだし…)